みなさんこんにちは、ひかりです。
今日は有効成分イソトレチノインについて解説します。
- イソトレチノインはニキビに効果あるの?
- イソトレチノインの副作用は?
- 有効成分イソトレチノインを含む医薬品は何?その違いは?
といった疑問にお答えします。
目次
イソトレチノインはニキビに効果がある医薬品成分です
イソトレチノインは、難治性ニキビの治療で海外では非常によく使われる医薬品です。
ビタミンA誘導体(ビタミンAの仲間)なのですが、皮膚の皮脂腺を縮小させるという働きがあります。
ニキビは皮脂が毛穴につまり、炎症を起こすことが原因です。
そのため、そもそもの原因である皮脂が出なくなると、ニキビのもとも出来づらくなります。
ニキビにはいろいろな原因があり、生理やストレス、乾燥肌などが原因になることもあります。
しかし、多くの場合は皮脂が過剰に分泌され、オイリー肌で肌トラブルになっている人が多いのではないでしょうか。
そのような人には、イソトレチノインは非常に向いている医薬品です。
イソトレチノインは日本では知られていない?
実は、イソトレチノインは日本では承認されていない医薬品です。
そのため、国内で出回っておらず、名前もあまり知られていません。
しかし、海外では非常にメジャーに使われており、アメリカの厚生労働省でも認可が降りています。
安全性は問題なく、治療実例も十分にあります。
イソトレチノインには乾燥の副作用があります
効果がある一方、副作用も必ず存在します。
イソトレチノインの一番大きな副作用は、乾燥です。
皮脂腺を縮小させるため、当然皮脂量が少なくなるので、乾燥する、というロジックです。
オイリー肌で肌がテカったり、ベタついたりする人にとっては、ある意味ありがたい副作用かもしれません。
しかし、口も周りや唇は、もともと皮脂が少ないため、より乾燥を感じやすくなる人が多いです。
例えば、このようなレビューがあります。
過剰な脂肌を改善したく購入しました。
1日1錠、日を追うごとにみるみる皮脂が減ります。
むしろ乾燥肌になるので、保湿必須です。(特に唇)
脂肌に悩んでいる方にはオススメです!引用:ユニドラ
乾燥が酷い場合は、リップクリームを使ったり、ヒルドイドを塗ったり、プラセントレックス(ヒトプラセンタジェル)
を塗ったりすると良いでしょう。
イソトレチノインを飲むと自殺願望が出る?!
また、一部の副作用で、鬱状態になることがある、と報告された事例があります。
しかし、この副作用は発症例が非常に少ないものです。
仮に精神的に落ち込みやすい、などの傾向がみられたら、ただちに服用を中止してください。
服用を止めれば副作用は落ち着くため、過大に怖がる必要はありません。
妊婦の服用は注意
イソトレチノインはビタミンA誘導体なので、妊婦、妊娠予定の方は要注意です。
ビタミンAの過剰摂取は、胎児の流産や奇形につながります。
イソトレチノインを含む医薬品は複数あります
イソトレチノインというのは、単なる有効成分の名前です。
そのため、この有効成分を含む医薬品は複数あります。
イソトロイン、トレティヴァなどが有名で、どちらもアキュテインのジェネリック医薬品になります。
有効成分が同じなので、効果や副作用も同じですが、重要な違いは、有効成分量です。
それぞれの商品に、含有有効成分量別で商品が出ているので、気をつけましょう。
イソトレチノインは体重につき服用する量が変わるので、有効成分量の確認は重要です。
- 少ない量から始めたい、副作用を最低限に抑えたい方→5mg,10mg
(例:イソトロイン10mg)
- 最もよく使われる一般的な量→20mg
(例:トレティヴァ20mg(アキュテインジェネリック))
- 体重が重い、重度ニキビで服用量を増やしたい方→40mg
(例:トレティヴァ40mg(アキュテインジェネリック))
の使用がおすすめです。
自分の体重やニキビの重度によって、使用量を決めましょう。