【ニキビ跡治療】医薬品、食生活、生活習慣の3つの視点から解説します

みなさんこんにちは、外資系製薬会社に勤めているひかりです。

今日は、「ニキビ跡の治し方」について3つのポイントで解説します。

  • ニキビ跡を治す化粧品・医薬品
  • ニキビ跡を治す食べ物
  • ニキビ跡を治す生活習慣

に分けて説明します。

ニキビ跡を治すにはハイドロキノンとトレチノインを使おう

まず、ニキビ跡を治すのに化粧品は使うべきではありません。

なぜなら、市販の化粧品に入っている成分は非常に少なく、ニキビ跡の「治療」はできないからです。

手軽に市販で買えるので、つい化粧品で解決したくなりますが、高価な化粧品を買うくらいなら、医薬品を使用する方がよほど効果があります。

医薬品の中でも、ニキビ跡に効果があるのは

の2つです。

ハイドロキノンの効果は?

ハイドロキノンは、「肌の漂白剤」と言われるほど、美白に効果のある成分です。

色素沈着の原因である、メラニンが作られるのを防いだり、
メラニンの元であるメラノサイトが作られるのを防いだりすることで、皮膚を白くします。

同じ場所に使い続けると、皮膚が白くなりすぎて逆に目立つことがあるので、気になるニキビ跡にスポットとして少量使いましょう。

この記事で詳細を説明しています↓

【ニキビ跡治療】ハイドロキノンはシミ消しに絶大な効果あり

トレチノインの効果は?


トレチノインジェル0.1%

トレチノインは、肌のターンオーバーを促進する成分です。

ターンオーバーの周期は年齢によって異なりますが、4〜8週間が一般的です。

トレチノインはこの周期を2週間に縮めてくれるので、古い細胞が早く押し上げられ、ニキビ跡の色素沈着も剥がれ落ちやすくなります。

副作用として、皮向けや痒み、赤みがあります。

この記事で詳細を説明しています↓

【色素沈着・ニキビ跡に効果大】トレチノインの効果、使ったレビュー紹介

ハイドロキノンとトレチノインがニキビ跡治療の鉄板薬

ハイドロキノンの美白効果、トレチノインのターンオーバー促進効果が、ニキビ跡治療には非常に効果的です。

この2つは作用機序も違うため、同時に使うと効果がより現れます。

同時に使った際の副作用もないため、ニキビ跡治療ではこの2つを使うことが一般的です。

市販の化粧品ももちろん効果がないわけではありませんが、ハイドロキノン+トレチノインの医薬品に勝るものはおそらく存在しないと思います。

オンラインで買えば高級化粧品よりも安く購入できるので、無駄に化粧品を買うよりもおすすめできます。

ひかり なお、日本では医薬品として認められていないので、保険適用で処方してもらうことはできません。
一部クリニックが販売していますが、自由販売なので法外な値段で販売しているクリニックも多数あります。
オンラインで購入するのが最安値です。

プラセンタはニキビ跡に効果がないの?


プラセントレックス(ヒトプラセンタジェル)

美容成分として、プラセントレックス(ヒトプラセンタジェル)もよく知られています。

たしかに、ニキビ跡にも多少効果はありますが、プラセンタは補助的な役割で、直接的にニキビ跡治療にはあまり効果がありません。

プラセンタジェルは、乾燥を防いだり、アンチエイジングのような使われ方をすることが多いです。

ハイドロキノンやトレチノインはどちらも肌に負担のかかる成分なので、副作用として皮向けや乾燥が起きることが多いです。

そのケアとして、プラセンタジェルを塗ることは効果的です。

この記事で詳細を説明しています↓

【悪化するかも?】ヒトプラセンタはニキビ治療に最適ではありません

ニキビ跡を治すには、脂質・糖質は少なく、野菜は多く摂る

ニキビ跡治療には食事も大きな要因となります。

普段、自分がどんな栄養素をどれくらい摂取しているか把握していますか?

多くの人は、なんとなくその日食べたいものを食べていると思いますが、本当にニキビ跡を治したいなら、食事内容の把握が重要です。

あすけんなどのダイエットサプリで食事を登録して、自分の食事傾向を掴みましょう。

おそらく、自分では気をつけてヘルシーな食事をしているつもりでも、

  • 糖質
  • 脂質

どちらかは基準値より多く摂ってしまっている人がほとんどだと思います。

ニキビ跡には色の濃い野菜を食べると効果的

ニキビ跡にはビタミンを摂りましょう

美容にビタミンがいいことは何となく知っていると思います。

ビタミンには抗酸化・抗炎症作用があり、ニキビ跡を早く治す手助けになるからです。

例えば、

  • ブロッコリー
  • パプリカ(赤・黄)
  • トマト
  • キウイ

などは、美肌に効果的なビタミンが豊富に含まれています。

ひかり トマトベースのブロッコリーとパプリカのスープは、調理も簡単です。
キヌアを入れると腹持ちも良く、ダイエット食にもなります。

好きな物を好きなだけ食べたい気持ちはよく分かりますが、ずっと我慢し続ける必要はありません。

週に1,2回は息抜きをしながらも、基本の食事習慣を把握し、ビタミンを豊富に摂るだけで、ニキビ跡の早い改善につながります。

洗顔・洗濯・運動を日々の生活で心がけよう

  • 洗顔→必ず泡だてて洗顔、泡越しに肌に手が触れないように洗う
  • 洗濯→顔を拭くタオルは洗いたてのもの、枕シーツを清潔にする
  • 運動→毎日1回汗をかく

これらの習慣は守れていますか?

単純なことのように思えますが、1ヶ月継続するだけでも効果が現れます。

医薬品+食生活+生活習慣の3つでニキビ跡を治す

ニキビ跡は病気です。

必ず、医学と体に取り入れる食の改善、周りの環境の改善があれば、治すことができます。

単純に思えることでも、徹底して守ることで、ニキビ跡を改善しましょう。